注目馬主
2025/08/18
「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう
前田晋二氏
本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
レイピア(キーンランドC)
レヴォントゥレット(BSN賞)
※前田幸治オーナーの所有馬
ティニア(キーンランドC)
担当者:馬主情報部 馬主B
前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。
2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。
1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、現在は、大阪府内で12ヶ所のリサイクル施設を稼働し、関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名近くの従業員を擁する大企業となっており、2024年3月期の売上高は「100億円」でした。
現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社が名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。
また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。
JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、
2002年の皐月賞を制したノーリーズン
2013年のダービーなどを制したキズナ
2014年の関屋記念と京成杯AHなどを制したクラレント
2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲット
2018年のJBCスプリントなどを制したグレイスフルリープ
2020年の牡馬三冠などを制したコントレイル
といった名前が挙げられるでしょう。
2013年の晋二オーナーは、キズナやヒットザターゲットなどの活躍により、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。
その後、2019年までは、
2014年→14勝・獲得賞金4億4165万円
2015年→15勝・獲得賞金3億7008万円
2016年→12勝・獲得賞金2億8127万円
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円
という形で伸び悩んでいたものの、2020年は、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しており、2021年は、ディープボンドで阪神大賞典、コントレイルでジャパンCを制するなど、7勝を上げ、前年に次ぐ「7億5620万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後の3年間は、
2022年→9勝・獲得賞金3億0890万円
2023年→9勝・獲得賞金3億0671万円
2024年→18勝・獲得賞金3億9932万円
という形で、物足りない数字が続いておりました。
そして、今年も状況が改善された訳ではなく、先週までに8勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「2億0458万円」と、昨年の同時期(8月18日【日】まで)の「2億4184万円」を下回っておりますので、現在の晋二オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えている筈です。
また、晋二オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
1頭を5060万円で落札
■7月21日(月)と23日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を8140万円で落札
と、3頭の落札に総額1億3200万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。
当然、現在の晋二オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)のキーンランドCにレイピア、1着賞2400万円(同1920万円)のBSN賞にレヴォントゥレットを登録しておりますので、私が晋二オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、今週は、「完全に財布が同じ」と言える兄の前田幸治オーナーが、キーンランドCにティニアを登録しておりますので、こちらも、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。
本業: 都市クリエイト株式会社 代表取締役社長
今週の主な登録馬:
レイピア(キーンランドC)
レヴォントゥレット(BSN賞)
※前田幸治オーナーの所有馬
ティニア(キーンランドC)
担当者:馬主情報部 馬主B
前田晋二オーナーは、「阪急線・高槻駅」(大阪府高槻市)から徒歩で10分ほどの場所に本社ビルを構え、廃棄物の処理業やリサイクル業などを手掛けている、「都市クリエイト株式会社」の代表取締役社長を務めております。
2019年の10月に完成した現在の本社ビルは、「新国立競技場」や、JR山手線の「高輪ゲートウェイ駅」などをデザインした、「隈研吾建築都市設計事務所」が設計を手掛けたそうです。
1968年に創業された同社は、1974年、「阪急環境開発株式会社」に改組し、1986年、社名を現在の「都市クリエイト株式会社」に変更しており、現在は、大阪府内で12ヶ所のリサイクル施設を稼働し、関西地区を中心に、10の支店と4つの営業所を構え、400名近くの従業員を擁する大企業となっており、2024年3月期の売上高は「100億円」でした。
現在の「都市クリエイト株式会社」は、ペットボトルのリサイクル事業を手掛けていることから、主な取引先には、「サントリーホールディングス株式会社」、「コカ・コーラウエスト株式会社」、「株式会社伊藤園」といった大手飲料メーカーが名を連ねており、その他にも、イオングループの「イオンリテール株式会社」や、伊藤忠グループの「伊藤忠メタルズ株式会社」といった国内を代表する一流企業の関連会社が名を連ねておりますので、その代表取締役社長を務めている前田晋二オーナーは、「関西のリサイクル業界を支える重要人物」と言えるでしょう。
また、晋二オーナーの兄である前田幸治オーナーは、生産牧場と育成牧場の両方を所有する「ノースヒルズ」の代表を務めていると同時に、大阪市北区の梅田に本社を構え、上下水道の管理などを手掛けている「アイテック株式会社」の代表取締役会長を務めておりますので、兄弟揃って、「環境ビジネス界に欠かせない存在」と認められている筈です。
JRA馬主としての晋二オーナーは、30年以上のキャリアを誇るベテランであり、過去の代表的な存在としては、
2002年の皐月賞を制したノーリーズン
2013年のダービーなどを制したキズナ
2014年の関屋記念と京成杯AHなどを制したクラレント
2015年の目黒記念などを制したヒットザターゲット
2018年のJBCスプリントなどを制したグレイスフルリープ
2020年の牡馬三冠などを制したコントレイル
といった名前が挙げられるでしょう。
2013年の晋二オーナーは、キズナやヒットザターゲットなどの活躍により、重賞7勝を含む14勝を上げ、「6億3449万円」の賞金を獲得しておりました。
その後、2019年までは、
2014年→14勝・獲得賞金4億4165万円
2015年→15勝・獲得賞金3億7008万円
2016年→12勝・獲得賞金2億8127万円
2017年→8勝・獲得賞金1億5847万円
2018年→6勝・獲得賞金1億5941万円
2019年→12勝・獲得賞金2億3470万円
という形で伸び悩んでいたものの、2020年は、コントレイルで皐月賞とダービーと菊花賞を制するなど、9勝を上げ、過去最高となる「8億5871万円」の賞金を獲得しており、2021年は、ディープボンドで阪神大賞典、コントレイルでジャパンCを制するなど、7勝を上げ、前年に次ぐ「7億5620万円」の賞金を獲得しております。
しかし、その後の3年間は、
2022年→9勝・獲得賞金3億0890万円
2023年→9勝・獲得賞金3億0671万円
2024年→18勝・獲得賞金3億9932万円
という形で、物足りない数字が続いておりました。
そして、今年も状況が改善された訳ではなく、先週までに8勝しか上げられていないことなどから、獲得賞金が「2億0458万円」と、昨年の同時期(8月18日【日】まで)の「2億4184万円」を下回っておりますので、現在の晋二オーナーは、「いい頃の勢いを取り戻したい」と考えている筈です。
また、晋二オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年は、
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
1頭を5060万円で落札
■7月21日(月)と23日(水)の「HBAセレクションセール」
2頭を8140万円で落札
と、3頭の落札に総額1億3200万円を投じております(落札価格は全て税込表記)。
当然、現在の晋二オーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えていることでしょう。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)のキーンランドCにレイピア、1着賞2400万円(同1920万円)のBSN賞にレヴォントゥレットを登録しておりますので、私が晋二オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して渾身の勝負仕上げを指示するのは間違いありません。
また、今週は、「完全に財布が同じ」と言える兄の前田幸治オーナーが、キーンランドCにティニアを登録しておりますので、こちらも、全く同じ理由で「勝負懸かり」と私は見ております。
2025/08/18
「2024年産募集馬」に関して8頭のラインナップを発表しておりますが
株式会社友駿ホースクラブ
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
フィオライア(キーンランドC)
担当者:馬主情報部 馬主S
「友駿ホースクラブ」が、1968年に設立された老舗で、現在の一口馬主クラブのシステムを最初に導入したのは、私が改めて説明するまでもなく、皆様もよくご存知のことでしょう。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在と言えば、2003年のジャパンCと2004年の宝塚記念など、重賞を7勝し、10億8422万円もの賞金を獲得したタップダンスシチーと、2009年のジャパンCダート、2010年のフェブラリーSなど、地方交流を含めてG1を9勝し、10億2319万円もの賞金を獲得したエスポワールシチーが挙げられます。
「友駿ホースクラブ」は、エスポワールシチーが最も活躍した2009年に、「20勝・獲得賞金4億8577万円」という成績を残しておりました。
しかし、その後は数字が伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2020年→4勝・獲得賞金7035万円
2021年→9勝・獲得賞金1億8327万円
2022年→1勝・獲得賞金1億1646万円
2023年→4勝・獲得賞金6712万円
2024年→7勝・獲得賞金1億1855万円
と記せば分かる通り、全盛期と比較して物足りない成績が続いております。
そして、今年も悪い流れが続いており、先週までに4勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「7948万円」と、まだ2009年の1割ほどに留まっておりますので、現在は、クラブの関係者全員が、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、「友駿ホースクラブ」は、「2024年産募集馬」(現1歳世代)に関して、8頭のラインナップを発表しておりますが、私が確認したところ、まだ全頭が出資を受け付けております。
よって、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて顧客層に好印象を与え、今後の出資者増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)のキーンランドCにフィオライアを登録しておりますので、私が「友駿ホースクラブ」の関係者であれば、同馬を預けている西園正都先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
本業: 一口馬主クラブ
今週の主な登録馬:
フィオライア(キーンランドC)
担当者:馬主情報部 馬主S
「友駿ホースクラブ」が、1968年に設立された老舗で、現在の一口馬主クラブのシステムを最初に導入したのは、私が改めて説明するまでもなく、皆様もよくご存知のことでしょう。
同クラブに於いて、過去の代表的な存在と言えば、2003年のジャパンCと2004年の宝塚記念など、重賞を7勝し、10億8422万円もの賞金を獲得したタップダンスシチーと、2009年のジャパンCダート、2010年のフェブラリーSなど、地方交流を含めてG1を9勝し、10億2319万円もの賞金を獲得したエスポワールシチーが挙げられます。
「友駿ホースクラブ」は、エスポワールシチーが最も活躍した2009年に、「20勝・獲得賞金4億8577万円」という成績を残しておりました。
しかし、その後は数字が伸び悩んでおり、昨年までの5年間も、
2020年→4勝・獲得賞金7035万円
2021年→9勝・獲得賞金1億8327万円
2022年→1勝・獲得賞金1億1646万円
2023年→4勝・獲得賞金6712万円
2024年→7勝・獲得賞金1億1855万円
と記せば分かる通り、全盛期と比較して物足りない成績が続いております。
そして、今年も悪い流れが続いており、先週までに4勝を上げているものの、重賞を勝てていないことなどから、獲得賞金が「7948万円」と、まだ2009年の1割ほどに留まっておりますので、現在は、クラブの関係者全員が、「早急に巻き返しを図りたい」と考えているのでしょう。
また、「友駿ホースクラブ」は、「2024年産募集馬」(現1歳世代)に関して、8頭のラインナップを発表しておりますが、私が確認したところ、まだ全頭が出資を受け付けております。
よって、現在はクラブの関係者全員が、「過去の募集馬を活躍させて顧客層に好印象を与え、今後の出資者増加に繋げたい」とも考えている筈であり、一般的な注目度の高い重賞レースを勝てば、その効果が大きいのは間違いありません。
そういった中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)のキーンランドCにフィオライアを登録しておりますので、私が「友駿ホースクラブ」の関係者であれば、同馬を預けている西園正都先生に対して、迷わず渾身の勝負仕上げを指示するでしょう。
2025/08/18
兵庫県神戸市にある甲南大学の卒業生です
廣崎利洋氏
本業: アスクグループホールディングス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
ペアポルックス(キーンランドC)
アスクドゥラメンテ(BSN賞)
アスクオンディープ(WASJ第2戦)
アスクセクシーモア(有松特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
廣崎利洋オーナーは、東京都千代田区三番町に本社を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクグループホールディングス株式会社」の創業者です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にあった「大江戸温泉物語」(東京都江東区)などの施設を手掛けております。
そして廣崎オーナーは、2016年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、「株式会社アスクプランニングセンター」の最高顧問と、「株式会社アスクスペースプランニング」と「株式会社アスクビジネスマネジメント」の代表取締役を務めておりました。
その後、2019年に組織を再編し、「アスクホールディングス株式会社」を「株式会社アスクプランニングセンター」に吸収合併させた上で、社名を「アスクグループホールディングス株式会社」に変更し、現在は、「アスクプランニング株式会社」、「株式会社アスクスペースデザイン」、「株式会社アスクマーケティングエージェンシー」、「株式会社アスクプランニングインターナショナル」といったグループ企業を傘下に収めております。
廣崎オーナーは、1987年に知り合いの馬主から京都競馬場に招待され、その際、「マチカネ」の冠名でよく知られていた細川益男オーナー(故人)と一緒に来ていた、調教師として、エアグルーヴやダイイチルビーなどを管理していたことでお馴染みだった伊藤雄二さん(故人)に勧められたのが、馬主になるきっかけだったそうです。
馬主としての廣崎オーナーは、1988年に馬主資格を取得し、翌年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、
2015年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと2016年のヴィクトリアマイルなどを制したストレイトガール
2015年の桜花賞などを制したレッツゴードンキ
2022年の弥生賞と菊花賞を制したアスクビクターモア
などが挙げられるでしょう。
2015年のオーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、12勝を上げ、「4億5420万円」の賞金を獲得しており、それから2021年までは、
2016年→獲得賞金1億7254万円
2017年→獲得賞金2億3685万円
2018年→獲得賞金2億7703万円
2019年→獲得賞金2億1957万円
2020年→獲得賞金2億1662万円
2021年→獲得賞金2億7016万円
という形で伸び悩んでおりましたが、2022年は、アスクビクターモアで弥生賞と菊花賞を制し、アスクワイルドモアで京都新聞杯を制するなど、21勝を上げ、獲得賞金は「7億1363万円」という過去最高の数字でした。
ただ、一昨年は状況が一変しており、前年と同じ21勝を上げたものの、アスクビクターモアが熱中症により急死してしまったこともあり、重賞を勝てずに終わり、獲得賞金は「3億7394万円」と、2022年の半分ほどに留まっております。
そして、昨年も悪い流れが続いており、20勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「3億0627万円」と、一昨年の数字を下回っておりました。
当然、今年を迎えるにあたって、廣崎オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、今年は、先週までに14勝を上げ、獲得賞金が「2億8771万円」と、昨年を上回るのは時間の問題となっております。
したがって、現在の廣崎オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、廣崎オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、7月14日(月)~15日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、6頭の落札に総額4億7300万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
それ故、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
このような中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)のキーンランドCにペアポルックス、1着賞2400万円(同1920万円)のBSN賞にアスクドゥラメンテ、1着賞金1840万円(同1472万円)のWASJ第2戦にアスクオンディープなど、4頭を特別レースに登録してきましたので、私が廣崎オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
本業: アスクグループホールディングス株式会社 創業者
今週の主な登録馬:
ペアポルックス(キーンランドC)
アスクドゥラメンテ(BSN賞)
アスクオンディープ(WASJ第2戦)
アスクセクシーモア(有松特別)
担当者:馬主情報部 馬主N
廣崎利洋オーナーは、東京都千代田区三番町に本社を構え、商業施設のプロデュースなどを行っている、「アスクグループホールディングス株式会社」の創業者です。
1970年に甲南大学(兵庫県神戸市)を卒業した廣崎オーナーは、その後、イタリアの総合事務機器メーカー・「日本オリベッティ」(現:NTTデータジェトロニクス)に3年ほど勤めた後、1973年に「株式会社アスクプランニングセンター」を創業しており、日本初のファッションビルとして、福岡市の天神に1号店がオープンした「ビブレ」や、完成当時、西日本最大の規模を誇った商業施設の「アルパーク」(広島市西区)や、銀座にある「シャネル」(東京都中央区)や、お台場にあった「大江戸温泉物語」(東京都江東区)などの施設を手掛けております。
そして廣崎オーナーは、2016年、「株式会社アスクプランニングセンター」、「株式会社アスクスペースプランニング」、「株式会社アスクビジネスマネジメント」というグループ3社を傘下に収める「アスクホールディングス株式会社」を設立し、「株式会社アスクプランニングセンター」の最高顧問と、「株式会社アスクスペースプランニング」と「株式会社アスクビジネスマネジメント」の代表取締役を務めておりました。
その後、2019年に組織を再編し、「アスクホールディングス株式会社」を「株式会社アスクプランニングセンター」に吸収合併させた上で、社名を「アスクグループホールディングス株式会社」に変更し、現在は、「アスクプランニング株式会社」、「株式会社アスクスペースデザイン」、「株式会社アスクマーケティングエージェンシー」、「株式会社アスクプランニングインターナショナル」といったグループ企業を傘下に収めております。
廣崎オーナーは、1987年に知り合いの馬主から京都競馬場に招待され、その際、「マチカネ」の冠名でよく知られていた細川益男オーナー(故人)と一緒に来ていた、調教師として、エアグルーヴやダイイチルビーなどを管理していたことでお馴染みだった伊藤雄二さん(故人)に勧められたのが、馬主になるきっかけだったそうです。
馬主としての廣崎オーナーは、1988年に馬主資格を取得し、翌年からJRAで馬を走らせており、過去の代表的な存在としては、
2015年のヴィクトリアマイルとスプリンターズSと2016年のヴィクトリアマイルなどを制したストレイトガール
2015年の桜花賞などを制したレッツゴードンキ
2022年の弥生賞と菊花賞を制したアスクビクターモア
などが挙げられるでしょう。
2015年のオーナーは、ストレイトガールとレッツゴードンキの活躍などにより、12勝を上げ、「4億5420万円」の賞金を獲得しており、それから2021年までは、
2016年→獲得賞金1億7254万円
2017年→獲得賞金2億3685万円
2018年→獲得賞金2億7703万円
2019年→獲得賞金2億1957万円
2020年→獲得賞金2億1662万円
2021年→獲得賞金2億7016万円
という形で伸び悩んでおりましたが、2022年は、アスクビクターモアで弥生賞と菊花賞を制し、アスクワイルドモアで京都新聞杯を制するなど、21勝を上げ、獲得賞金は「7億1363万円」という過去最高の数字でした。
ただ、一昨年は状況が一変しており、前年と同じ21勝を上げたものの、アスクビクターモアが熱中症により急死してしまったこともあり、重賞を勝てずに終わり、獲得賞金は「3億7394万円」と、2022年の半分ほどに留まっております。
そして、昨年も悪い流れが続いており、20勝を上げたものの、重賞を勝てなかったことなどから、獲得賞金が「3億0627万円」と、一昨年の数字を下回っておりました。
当然、今年を迎えるにあたって、廣崎オーナーは、「必ず巻き返しを図りたい」と考えていた筈であり、実際、今年は、先週までに14勝を上げ、獲得賞金が「2億8771万円」と、昨年を上回るのは時間の問題となっております。
したがって、現在の廣崎オーナーは、「この勢いを止めたくない」と考えていることでしょう。
また、廣崎オーナーは、「競走馬セール」に参加する機会が多く、今年も、7月14日(月)~15日(火)に行われた「セレクトセール」に於いて、6頭の落札に総額4億7300万円を投じております(落札金額は全て税込表記)。
それ故、現在のオーナーは、「落札に要した資金の回収ペースを早めたい」とも考えている筈です。
このような中、今週は、1着賞金4300万円(馬主の取り分は8割の3440万円)のキーンランドCにペアポルックス、1着賞2400万円(同1920万円)のBSN賞にアスクドゥラメンテ、1着賞金1840万円(同1472万円)のWASJ第2戦にアスクオンディープなど、4頭を特別レースに登録してきましたので、私が廣崎オーナーであれば、それぞれを預けている厩舎サイドに対して、かなり勝負懸かった指示を出すのは間違いありません。
2025/08/18
ユーバーレーベンなどが代表的な生産馬ですね
有限会社ビッグレッドファーム
本業: 競走馬の生産・育成
今週の主な登録馬:
ヒルデグリム(新潟2歳S)
フォトンゲイザー(新潟2歳S)
レイベリング(朱鷺S)
コスモオピニオン(WASJ第3戦)
コスモアバンサ(ルスツ特別)
マイバラード(ルスツ特別)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
皆さんもよく知っている通り、「ビッグレッドファーム」(所在地:北海道新冠郡新冠町字明和120ー4)は、「マイネル軍団の総帥」として広く知られていて、2021年の3月19日(金)に亡くなった岡田繁幸さんが、1974年に作った牧場でして、それからは、
1991年→静内に「ビッグレッドファーム真歌トレーニングパーク」を開場
1999年→新冠に「ビッグレッドファーム明和」を開場
2007年→茨城県の鉾田市に「ビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンター」を開場
2011年→静内に「ビッグレッドファーム田原」を開場
2016年→静内に「ブルースターズファーム」を開場
2018年→新冠に「ビッグレッドファーム朝日」を開場
2021年→新冠に「ビッグレッドファーム泊津」を開場
といった形でどんどん規模を大きくしていて、今は、繁幸さんの奥さんの美佐子さんが牧場の代表を務めています。
そうそう、「ビッグレッドファーム」は、ゴールドシップやウインブライトといった種牡馬を繫養していますし、一昨年の中山大障害を勝ったマイネルグロンや、2021年のオークスを勝ったユーバーレーベンなどが、ここの代表的な生産馬ですね。
「コスモ」の冠名が付く馬は、確か2006年の4月まで美佐子さんの名義で走っていて、その頃の活躍馬には、2003年の朝日杯FSを勝ったコスモサンビームや、2004年の小倉2歳Sを勝ったコスモヴァレンチや、2006年のシンガポール航空国際C(G1)など、JRAと海外の重賞を4勝したコスモバルクなどがいました。
その後、「コスモ」の馬は「ビッグレッドファーム」の名義で走るようになっていて、それからの活躍馬には、2006年の北九州記念を勝ったコスモフォーチュンや、2010年のアーリントンCを勝ったコスモセンサーや、同じ年のステイヤーズSを勝ったコスモヘレノスや、2011年の中山金杯と中日新聞杯を勝ったコスモファントムや、2012年の弥生賞を勝ったコスモオオゾラや、2013年の新潟記念を勝ったコスモネモシンなどがいますね。
2011年の「ビッグレッドファーム」は、コスモファントムの活躍などで、34勝を上げて、今までで一番多い「9億2897万円」の賞金を稼いでいました。
その後は数字が伸び悩んでいて、2022年までの5年間も、
2018年→14勝・獲得賞金3億0266万円
2019年→17勝・獲得賞金4億0698万円
2020年→22勝・獲得賞金4億0154万円
2021年→23勝・獲得賞金5億1107万円
2022年→24勝・獲得賞金5億0788万円
という物足りない数字が続いていましたけど、一昨年は、36勝を上げて、稼いだ賞金が「5億9067万円」と、2022年を上回って、巻き返しに成功していたんですよ。
それに、去年もいい流れが続いていて、コスモキュランダが弥生賞を、コガネノソラがクイーンSを勝つなど、36勝を上げましたし、稼いだ賞金が「9億1416万円」と、一昨年を大きく上回っていました。
ただ、今年は流れが悪くなっていて、先週までに22勝を上げていますけど、七夕賞を勝ったコスモフリーゲン以外の馬があまり活躍できていないこともあって、稼いだ賞金が「4億7690万円」と、まだ去年の半分ぐらいですから、今は牧場の関係者全員が、「去年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
そうそう、「ビッグレッドファーム」は、生産馬だけで十分な頭数を確保できるにも関わらず、「競走馬セール」に参加することが多くて、今年は、
■5月20日(火)の「HBAトレーニングセール」
「トゥエルブナインズの2023」(牝・父サトノダイヤモンド)を550万円で落札
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
「メジロコウミョウの2024」(牝・父ドレフォン)を7480万円で落札
■7月21日(月)と23日(水)の「HBAセレクションセール」
「チックニステルの2024」(牝・父キタサンブラック)を2310万円で落札
と、計3頭を1億0340万円で落札しています(落札金額は全て税込表記)。
もちろん、去年までの状況を踏まえると、今後の「競走馬セール」にも参加する可能性が十分にありますから、今は「ビッグレッドファーム」の関係者全員が、「落札資金をガッチリ稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の新潟2歳Sにヒルデグリムとフォトンゲイザーなど、全部で6頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、それぞれにどんな思惑が込められているのか、最後まで目が離せませんね。
本業: 競走馬の生産・育成
今週の主な登録馬:
ヒルデグリム(新潟2歳S)
フォトンゲイザー(新潟2歳S)
レイベリング(朱鷺S)
コスモオピニオン(WASJ第3戦)
コスモアバンサ(ルスツ特別)
マイバラード(ルスツ特別)
担当者:馬主情報部 育成牧場長G
皆さんもよく知っている通り、「ビッグレッドファーム」(所在地:北海道新冠郡新冠町字明和120ー4)は、「マイネル軍団の総帥」として広く知られていて、2021年の3月19日(金)に亡くなった岡田繁幸さんが、1974年に作った牧場でして、それからは、
1991年→静内に「ビッグレッドファーム真歌トレーニングパーク」を開場
1999年→新冠に「ビッグレッドファーム明和」を開場
2007年→茨城県の鉾田市に「ビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンター」を開場
2011年→静内に「ビッグレッドファーム田原」を開場
2016年→静内に「ブルースターズファーム」を開場
2018年→新冠に「ビッグレッドファーム朝日」を開場
2021年→新冠に「ビッグレッドファーム泊津」を開場
といった形でどんどん規模を大きくしていて、今は、繁幸さんの奥さんの美佐子さんが牧場の代表を務めています。
そうそう、「ビッグレッドファーム」は、ゴールドシップやウインブライトといった種牡馬を繫養していますし、一昨年の中山大障害を勝ったマイネルグロンや、2021年のオークスを勝ったユーバーレーベンなどが、ここの代表的な生産馬ですね。
「コスモ」の冠名が付く馬は、確か2006年の4月まで美佐子さんの名義で走っていて、その頃の活躍馬には、2003年の朝日杯FSを勝ったコスモサンビームや、2004年の小倉2歳Sを勝ったコスモヴァレンチや、2006年のシンガポール航空国際C(G1)など、JRAと海外の重賞を4勝したコスモバルクなどがいました。
その後、「コスモ」の馬は「ビッグレッドファーム」の名義で走るようになっていて、それからの活躍馬には、2006年の北九州記念を勝ったコスモフォーチュンや、2010年のアーリントンCを勝ったコスモセンサーや、同じ年のステイヤーズSを勝ったコスモヘレノスや、2011年の中山金杯と中日新聞杯を勝ったコスモファントムや、2012年の弥生賞を勝ったコスモオオゾラや、2013年の新潟記念を勝ったコスモネモシンなどがいますね。
2011年の「ビッグレッドファーム」は、コスモファントムの活躍などで、34勝を上げて、今までで一番多い「9億2897万円」の賞金を稼いでいました。
その後は数字が伸び悩んでいて、2022年までの5年間も、
2018年→14勝・獲得賞金3億0266万円
2019年→17勝・獲得賞金4億0698万円
2020年→22勝・獲得賞金4億0154万円
2021年→23勝・獲得賞金5億1107万円
2022年→24勝・獲得賞金5億0788万円
という物足りない数字が続いていましたけど、一昨年は、36勝を上げて、稼いだ賞金が「5億9067万円」と、2022年を上回って、巻き返しに成功していたんですよ。
それに、去年もいい流れが続いていて、コスモキュランダが弥生賞を、コガネノソラがクイーンSを勝つなど、36勝を上げましたし、稼いだ賞金が「9億1416万円」と、一昨年を大きく上回っていました。
ただ、今年は流れが悪くなっていて、先週までに22勝を上げていますけど、七夕賞を勝ったコスモフリーゲン以外の馬があまり活躍できていないこともあって、稼いだ賞金が「4億7690万円」と、まだ去年の半分ぐらいですから、今は牧場の関係者全員が、「去年の勢いを取り戻したい」と考えているのでしょうね。
そうそう、「ビッグレッドファーム」は、生産馬だけで十分な頭数を確保できるにも関わらず、「競走馬セール」に参加することが多くて、今年は、
■5月20日(火)の「HBAトレーニングセール」
「トゥエルブナインズの2023」(牝・父サトノダイヤモンド)を550万円で落札
■7月14日(月)~15日(火)の「セレクトセール」
「メジロコウミョウの2024」(牝・父ドレフォン)を7480万円で落札
■7月21日(月)と23日(水)の「HBAセレクションセール」
「チックニステルの2024」(牝・父キタサンブラック)を2310万円で落札
と、計3頭を1億0340万円で落札しています(落札金額は全て税込表記)。
もちろん、去年までの状況を踏まえると、今後の「競走馬セール」にも参加する可能性が十分にありますから、今は「ビッグレッドファーム」の関係者全員が、「落札資金をガッチリ稼いでおきたい」とも考えているのでしょう。
そんな中、今週は、1着賞金が3100万円(馬主の取り分は8割の2480万円)の新潟2歳Sにヒルデグリムとフォトンゲイザーなど、全部で6頭を賞金の高い特別レースに登録していますので、それぞれにどんな思惑が込められているのか、最後まで目が離せませんね。